三泊四日の鼠径ヘルニア手術

病院を好まない私は鼠径ヘルニアと思われる症状が二年前から現れ放置していた。
対処方法等をネットで調べ鼠径ヘルニアバンドを知り一年前に購入、装着して日々の生活を送る。
しかし、趣味の山登りや100ウォーキングで、急登を登ったり長距離を歩いたり不安を感じていた。
やはり、段々と症状が悪くなり、1月末に原三信病院で診察を受ける。
診察の結果、やはり鼠径ヘルニアと診断され、右側だけでなく左側もなっていると云われる。
薬や自然治癒では治らず手術しかないとのこと、一ヶ月後の2月末に手術をすることにした。

2月22日(木)に入院、翌23日(金)手術、24(日)~26(月)?退院予定。
手術方法は、開腹術よりも患者の身体的負担が少なく、回復も早い腹腔鏡手術でおこなう。
左右同時に行うため所要時間は二時間強程と聞かされる。
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16102148.jpg
  22日の昼食 病院食の量は少なく薄味
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16103163.jpg
  22日の夕食 同じく薄味です

手術は23日(金)の10時半から始まったが、癒着がひどく四時間かかり14時半に無事終了。
  (鼠径ヘルニアバンドで永い間、強制的に押さえていたのが悪影響したのか?)
観察室に移動させられ、徐々に全身麻酔が切れ下腹部や傷口の痛みを感じるようになってきた、痛い。
点滴や尿管に加え心電図や血圧計等が付けられベッドで休む、モニターは正常な数値を現す。
下腹部に力が入らず横に身動することすらできない、大きな深呼吸も下腹部に痛みが走る。
痛みをこらえながら、夜はうつらうつらで熟睡できず観察室で一晩を過ごす。
食事は朝から無く、点滴のみ
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16104055.jpg
  エコノミー症候にならない様、サポーターをはきます
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16111091.jpg
  腹腔鏡手術が終わり三ヶ所の傷口が分かります
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16163162.jpg
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16105056.jpg
  心電図や脈拍数などのモニターを見ながら一晩過ごす

手術の翌日24日(土)、午前中の回診後に一般病室へ戻る
自力で、すり足をしながらゆっくり歩いて病室へ戻りベッドに横たわる。
これがまた大変、身体を斜めすると下腹部が痛く傷口辺りにビリビリと響く。
くしゃみは禁物、痛いなんていうレベルじゃない、鼻もかめません。
時間が経つにつれ痛いところが少しずつ緩和されてくるが、また新しい動きで痛いところに気づく。
夕方16時にシャワーにかかり、再びベッドで休み三日目の夜が終わる。
(先生と打合せ、現状の状況を踏まえ25日(日)退院日となる)
一日ぶりの食事は、朝食が五分粥食、昼食は全粥食、夕食は普通。
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16114066.jpg
  24日の朝食 五分粥食
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16121086.jpg
  24日の昼食 全粥食
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16124101.jpg
  24日の夕食 一般食

25日(日)、午前中の回診が終われば退院。
回診は問題なく終わり、11時に病室とナースステーションへ挨拶して退院する。
三泊四日の鼠径ヘルニア手術_f0212511_16131098.jpg
  25日の朝食 最後の食事になります

まだまだ傷口や下腹部の中が痛いが、これからは自宅療養となります。
人生、苦労も有りますが、先ずは健康が第一、身にしみて感じた手術入院でした。
by yamagoe7 | 2018-02-25 23:00